2011年12月9日金曜日

元気の秘訣

「 ひょっこりんこ♪ 」

こんにちは。

街はすっかりクリスマスモード。
もろの木動物病院もクリスマスらしい装いとなり、ぷらぷら揺れる魅力的な飾りに喰いつく ちゃー坊。
いたずらに大忙しです。。。



「 ちゃーくん、おこられてる。。。おりは、おすわりしとくのだ 」


さて、先週の土曜日は、午後からお休みをいただいてセミナーに参加してまいりました。


ご存知ですか?
一般的には、7歳を超えるとシニア期と呼ばれます。
より詳細に分類すると、小型犬では11歳、中型犬で9歳、大型犬では7歳、超大型犬だと5歳くらいから老化が加速すると言われています。


「 おじいちゃんみたいっていわれるけど、おりはまだ若いんだ~ 」

もちろん、いつまでも若さを保っているコもいれば、少し早く老化が表れるコもいて、人間と同じように個体差はあります。
しかし話すことのできないペット達の変化を注意してあげられる、よい目安となりますので覚えておいていただくとよいですね。

私達の何倍もの早さで歳をとるワンちゃんネコちゃんですが、
「出来るだけ長く元気で一緒にいたい!!」
みなさん、そう願ってらっしゃることでしょう。

そのために、小さな変化に気づいてあげること。
そして、早く対処してあげることが大切になってきます。

病院では、シニア期を迎える年齢から最低1年に1回は血液検査などの健康診断をお勧めしています。


「 おりも されてる。でも若いんだってば~ 」



しかし、一番大切なのは毎日の生活。
その中に 「元気で長生きのためのヒント」 がたくさんあるので、ご紹介します。



~元気で長生きのためのヒント~

 ・適度な運動・・・・・動かなくなると関節や筋肉は固まります。
             無理のない運動をすることで、それを防ぐうえ、血液の流れもよくなります。
             短めのお散歩でよいので、回数を増やしてあげるといいでしょう。
             お散歩は、犬の五感を心地よく刺激してもくれるのです。

 ・陽の光を浴びる・・・・・紫外線には殺菌作用やビタミンDを合成する働きがあります。
               お散歩に行けない場合は、短時間でもよいので窓辺で日光浴する
               時間を作ってあげるといいですね。

 ・適度な刺激・・・・・ 生活のパターンを決めておくことも大切ですが、たまには違う時間にゴハンや
             散歩をすることで、刺激を与えてあげることも大切です。
             オヤツを使って、新しく出来ること(フセや寝んね、ボールを持ってくるなど)
             覚えさせてあげるのもいいです。
             新しい仲間を迎えることもよいかもしれません。

 ・心の安定・・・・・人と共に過ごす時間が長くなったワンちゃんやネコちゃんは、飼い主様の心の
           状態や感情に左右されやすいことはご存知ですか?
           ワンちゃんネコちゃんのためにも家族仲良く、心安らかな生活を送ってください。
           
 ・スキンシップ・・・・・お散歩後の足拭きやブラッシング・ハミガキなど、毎日のスキンシップの中で
             小さな変化を見つけることはとても大切です。
             ストレスがかからない程度で身体に触れてあげるとよいでしょう。




このように、日々の生活の中で気をつけられることはたくさんあります。

そして、お気づきになられましたか?
これらは私達人間をも元気で健康にしてくれることでもあることを。

実際私は、獅子丸を迎えてからというもの、不規則な夜型生活は朝方に変わり、
運動不足が解消されました。
また、獅子丸の食事について学ぶことによって、自らの食生活がガラリと変わりました。
その結果からか、以前よりずっと元気で前向きになった気がします。

「 えへへ。おりのおかげ~ 」

人も動物も、早期発見・早期治療により助かる確率は上がります。

何か気になることがあれば、お早めにご来院くださいね。



≪看護師  大島 史子≫






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