♂のワンちゃん(稀にネコちゃん)の診察をしていると、陰嚢(いわゆる〇玉袋)に睾丸が2つ無いことがあります。この場合、「陰睾」と呼ばれる遺伝性の病気であることが殆どです。
睾丸は生まれる前はお腹の中にありますが、生後まもなく陰嚢に移動します。しかし、陰睾の場合、睾丸は陰嚢まで移動できず、お腹の中や内股の近くの皮膚の下に残ってしまいます。
睾丸は身体とは少し離れた陰嚢の中で常に冷やされることで、正常な状態を保ちます。しかし、お腹の中や皮膚の下に睾丸がある状態では、睾丸が常に体温で温められてしまいます。このため、常にダメージを受け続ける状態になり、将来腫瘍になりやすくなってしまいます。
陰嚢に睾丸が2つない場合は、将来、病気になる前に去勢手術を考えてあげましょう。
睾丸は生まれる前はお腹の中にありますが、生後まもなく陰嚢に移動します。しかし、陰睾の場合、睾丸は陰嚢まで移動できず、お腹の中や内股の近くの皮膚の下に残ってしまいます。
睾丸は身体とは少し離れた陰嚢の中で常に冷やされることで、正常な状態を保ちます。しかし、お腹の中や皮膚の下に睾丸がある状態では、睾丸が常に体温で温められてしまいます。このため、常にダメージを受け続ける状態になり、将来腫瘍になりやすくなってしまいます。
≪獣医師 大島≫
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